たいせいブログ

田舎社長の日々をお届けします

無駄な保険にお金を使っていませんか?上手に見直すコツ

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どうも たいせいです

 

いつもこのブログを読んでいただいて ありがとうございます 

 

今日は私の本業である、保険についてお話ししたいと思っています

 

皆様のなかで、何ひとつ保険にご加入されていない方はいらっしゃいますか?

少なからず、いくつかはご加入している・いたのではないでしょうか?

 

では、その内容をしっかりご理解されている方はどれくらいいるのでしょう?

私のところにご相談にいらっしゃる方のほとんどは、

ご自身の保険の内容を完全に理解している方は少ないと感じます

 

それなのに、自動車保険・火災保険・生命保険・・・

毎年とてつもない額の保険料をお支払いされている方がとても多いです

 

そこで今回は、

必要な保険・必要ない保険

このお話をして、みなさんの保険の見直しに役立てていただきたいと思います

 

一生のうちで、保険に支払う金額は

マイホームの次に高いといわれています

 

家計の見直しをするなら、まず手を付けたいですね

 

それではいってみましょう

 

 

 

保険が必要な人・そうでない人

 

まずは、そもそも保険に入る必要があるかどうか考えてみましょう

ここで、必要が無いと判断されたら、

保険など解約してしまって、

毎月浮いた保険料分で

美味しいものを食べた方が幸せだと思います

 

ズバリ、保険がいらない人は

「なにか支出があるときに、現金で支払える人」

です

 

もう少し詳しく説明すると、

何かが起こって、突然の出費が発生したときに

それが預貯金などの現金で解決可能な人は

保険にご加入される必要は無いです

 

現在持っている現金で問題が解決できない人だけ

保険にご加入し、ご自身の人生を守ってください

 

つまり、

自動車事故にあわれた際に、もう一度現金で購入できる人

ご自宅が全焼した際に、融資無しで建て直しできる人

しばらく働かなくても、不労所得や資産があって生活が困らない人

 

このような人は保険が必要ありません

よくわからないけど保険契約している、という方は

思い切って見直しされても良いかもしれません

 

乱暴な言い方をすると、

「お金のある人は保険などいらない

お金のない人ほど、保険に加入した方が良い」

という事です

 

 

リスクのパート分け

 

では、保険が必要な人は

ありとあらゆる保険に加入する必要があるのでしょうか?

 

ここでは、どのようなリスクをカバーする保険を選ぶべきか説明します

 

まず最初に、身の回りのリスクをパート分けしてみます

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縦軸がリスクの高さ 上に行くほどリスクが高い事柄です

横軸が経済的損失の高さ、右に行くほど損害額が大きい事柄です

 

こうやって、身の回りに起こりそうなことを

危険度と被害額で4つのエリアに分けてみます

 

①はリスクが高くて被害額が少ない事なので、

転んで怪我をする、とか

手を滑らせて食器を割る、とかです

 

②はリスクが低くて被害額も少ない事です

クルマの中の飴が溶ける、とか

お弁当を持っていくのを忘れる、とかでしょうか・・・

 

③はリスクが高くて被害額も高い事です

高級品を軽トラックに満載して走行、とか

首都高レース、とか

全財産FXに全ツッコミ、とかです

 

④はリスクは低くて被害額が高い事です

交通事故や自然災害、自身の死亡などです

 

 

必要な保険・不必要な保険

 

それでは、先ほどの①~④で

どの部分の保険が必要なのでしょう?

 

それは、④だけです

 

当然と言えば当然ですが・・・

 

一つずつ説明すると、

 

①は、よく起こるが損害額が少ない

という事なので、取るべき施策は

「起こりにくい方法を考える」です

よく物を落とすなら、

落ちにくい場所に置くとか

落ちても壊れない材質のものに変えるとか

落として汚れても掃除しやすいものにする

などです

それでも発生した損害は、保険ではなく

現金で解決した方が安価に済む場合が多いので

この部分に保険を掛けることは不要だと思います

 

②は、あまり起きず且つ起きても損害額が少ない

という事柄ですので、このパートの損害は

無視しても良いと思います

 

③は、発生する可能性が高く、その際の損害が大きい

というものは、手を出してはいけません

保険でどうこう、というものではなく

やらない・近づかない、が正解です

そもそも保険での補償対象外のものがほとんどです

 

④は、発生する可能性は高くないが、その際の損害額が大きい

というののだけに保険を掛けましょう

自然災害でマイホームが壊れ、その修理費用

交通事故を起こしてしまい、相手に怪我をさせてしまった

自分が亡くなることで、これから稼ぐ予定だった収入が途絶えた

といったものです

 

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白は保険不要

赤は近づいてはいけない

青だけに保険を検討する

 

 

ここまでは誰もが想像できることだと思います

 

もちろん、それぞれのパートの境界線は

人によってさまざまだと思うので

これまでの経験と自己の現金資産で、

発生頻度と経済的損失の許容範囲を設定してください

 

それでも、大多数の人は④だけに保険を掛けている!

そうするとかなり多くの保険に入らなければいけない!

とお思いの方もいると思います

 

では、④の中でさらに整理することは可能でしょうか?

 

 

必要な保険をさらに細分化する

 

今、④だけに保険を掛ける、という事で

ご自身の保険証券を整理されたとして、

さらにその中のものを整理していきましょう

これでかなり保険が身軽になると思います

 

自動車保険

自動車を所有されている方は、

自動車保険に加入しているかと思います

これは④のリスク区分になるので、必要な保険ですが

本当に必要な補償は

「対人・対物 無制限」のみです

 

ローンが無い・次の車を購入する預貯金がある

という方は車両保険は無くて良いと思います

 

ご自身・同乗の方の傷害保険は、

お仕事によって決めてください

 

事故の相手や、相手の行動はコントロールできないので、

怪我や物損に対して、いくらの請求が来るかわかりません

ですので、対人・対物 無制限はマストになります

 

自分の車の購入・修理は自分でコントロールできるので、

自己資金の余剰分で付ける・付けないを考えて良いと思います

ローンは絶対に返済する義務があるので、

現金でローン残額を清算できない方は

車両保険の付帯は必須です

 

自分と同乗者の怪我の補償に関しては

「仕事によって」変わってきます

事故で怪我をして仕事を休んでも

収入が変わらない人は不要

休むと収入が下がってしまう職場の方は必要

収入がかなり大きく、万が一の際の遺失利益が大きい人は必要

リタイア後で、収入が年金のみの人は不要

といった考え方です

尚、現在の保険商品のほぼ全てでは

「人身傷害補償」は取り外せないと思うので

その補償金額を変更することで調整することになります

 

その他のオプションは、だいたい不要としても良いと思います

だいたいの方に対して、①か②のリスク区分になると思うからです

毎年払う保険料の総額に対して、

得られるリターンが少ないと感じるからです

その分は保険を掛けずに資産として運用した方が

より良いと感じています

 

そうすると、自動車保険に関しては

対人対物とある程度の人身傷害の補償のみで良い

となります

これであれば、等級や運転者などの限定項目にもよりますが

年額で3~6万円くらいの保険料だと思います

 

ここに車両保険を付けると、10~15万円くらいになり、

平均して年額7万円くらいの差額があります

 

ちなみに、事故が起きて自動車保険を使用した場合

通常は等級が3段階下がります

その場合の保険料の差額は約5万円程、

等級が回復するのに3年かかりますから、

保険の使用・不使用で

だいたい15万円程の差額が発生します

したがって、保険を使う・使わないは

自身の損害額・賠償額が15万円を

超えるか超えないかで判断することとなります

 

ですので、5年に1度事故が発生した場合には

毎年の保険料差額 7万円 × 5年間 = 35万円

となります

さらに、相手がいない自損事故の場合

そこに等級ダウンによる保険料差額も上乗せになる計算となるので

約50万円の差額となります

 

みなさんは、5年ごとに事故に遭われますか?

その場合の修理費用は50万円を超えますか?

 

このあたりで判断すると良いと思います

 

火災保険

 

マイホームをお持ちの方は、

火災保険のご準備もされているかと思います

ローンで購入された方も多いと思いますので、

保険の加入は必須です

 

では、どのような補償パターンが良いのでしょうか?

 

こちらは、フルカバータイプがお勧めです

 

保険料は高くなるのですが、

安い、自然災害のみ補償するタイプですと

保険の出番が極端に少ないです

もちろん、近年自然災害が大型化・多発化していますが

発生頻度は少ない方かもしれません

 

では、フルカバータイプでは何が補償されるかというと

「その他の破損」です

自然災害以外の突発性損害が対象になります

 

模様替えで壁に穴を開けた

ドライヤーを落として、洗面所のボウルを割った

子供がボールを投げてガラスを割った

車庫入れに失敗し、壁を傷つけた

ペンキをこぼして床を汚してしまった

 

これらが対象となり、修理費用が支払われます

 

これって、自然災害より発生頻度が高いと思いませんか?

今まで、経験した損害ではないですか?

 

保険料は、1.5倍くらいになるかもしれませんが、

元が取れる補償だと思っています

ある程度の投資で、カバーできる補償範囲が

日常生活でよく起こるリスクにまで

一気に広がり、受けられる補償が大きくなりますので

火災保険は高くてもフルカバーがオススメです

 

 

生命保険

 

生命保険は死亡・医療・がん

最近は就業不能などさまざまな種類が増えてきていますが、

必要なのは

「現役時の掛け捨て死亡保険」のみ

でいいと思います

 

なぜかというと、皆さんが毎月払っている

「健康保険」「年金」

これがあるからです

 

毎月かなりの額を払っていますが、

給与天引きだったりするので

あまり気にしてないかもしれませんが、

この「健康保険」と「年金」は最強です

 

年金も給付金額が少なかったり、

将来的に給付が受けられるか不安

などと考える人も多いかと思いますが、

そうだとしても、民間の保険会社で

同様の補償が得られるものはありません

 

また、遺族年金などの補償もありますので

毎月の掛け金に対しての補償としては、

かなり充実していると思います

それが、20歳以上の国民はほぼ必ず加入しているのですから

民間保険に入る意味あるの?って思っちゃいます

 

健康保険に関しても、

「医療費が高額になったらどうしよう・・・」とか

「ガンになったら嫌だな・・」なんてお声が多いのですが、

健康保険に加入している場合には、

「高額療養費制度」というのがあります

めちゃめちゃ簡単に言うと

 

現在有効な健康保険証を持っている人は、

医療費がどれだけ掛かっても

月9万円くらいの自己負担で、

あとは健康保険が代わりに払うよ

 

というものです

もちろん国民健康保険でもサラリーマンの健康保険でも

どちらにもある制度です

 

1日5千円もらえる医療保険に入る必要あります?

 

今、医療保険に加入している方は

毎月の保険料を

85歳くらいまでの分を計算してみてください

それを補償日額1日5000円とか1日1万円で割ってみてください

何日間入院すると、払った分より多くなるかわかります

 

もちろん、手術の給付金や放射線治療・診断給付金など

いろいろとあるので、単純計算はできませんが

国が

「1か月9万円くらい払えばいいよ」

って言ってくれているのに、

一生で200万円くらい医療保険に払って

リターンが元本割れしそうなものって、

私はあまり価値が見いだせないんですよね

 

ただし、

1か月9万円が払えない人 とか

疾病リスクが他の人に比べてかなり高い人

などは、ご加入もアリだと思います

 

ですが、やはり健康保険でカバーできると思いますので

この部分は見直してもいいんじゃないでしょうか

 

街にあふれている「保険を見直す」という文言は

ほぼ全て「見直して、他の保険に入りなおす」

というものがほとんどです

是非、

「見直して切り捨てる」

というのも選択肢に入れてみてください

 

私もお客様にご提案する際には

保険を辞めて、その分の資産を運用する事などを

進める場合もあります

いや、多いです

全然利益になりません

ですが、

私の身の回りでお金に苦労する人が少しでもいなくなれば、

と真実をお伝えしています

 

生命保険の分野の中で、唯一必須だと思うのが

「現役時の掛け捨て死亡保険」です

あなたがいなくなり、あなたの収入が亡くなった際に

今の生活水準を維持できない家族はいますか?

もしいるのならば、その部分にだけ保険を掛けましょう

 

住宅ローンが払えなくなって、

賃貸に引っ越し・転校、などが発生してしまう可能性

 

収入があなたの給与収入のみで

それが途絶えると、家族の生活パターンが変わってしまう可能性

 

サラリーマンの生涯年収は、約2億円~4億円程

と言われています

これを現金資産で用意しておくのはなかなか大変だと思います

ですので、こちらを保険で用意しておくと良いと思います

 

それを掛け捨てにするのがポイントです

「掛け捨てよりも積立の方がお得な感じがする」

と思われるかもしれませんが、

保険での積立はリターンが悪いです

保険はあくまで保障分を買っている

と割り切り、積立保険との差額を

資産運用に回す方が、リターンは見込めます

 

生命保険はこれだけで大丈夫だと思います

社会保険がカバーしてくれる補償が大きいからです

 

尚、社会保障でのカバーは

国民健康保険 国民年金」よりも

「健康保険 厚生年金保険」の

サラリーマンの社会保険の方がより手厚いです

フリーランス・自営業の方は、

そのあたりも加味して検討されることをお勧めします

 

 

まとめ

 

ここまでをまとめると

本当に必要な保険は

自動車保険の対人対物補償」

「フルカバータイプの火災保険」

「掛け捨ての定期死亡保険」

だけだと思います

すごくシンプルですよね

今入っている保険で、上記以外の部分は

他の事で代用可能かもしれません

 

現金での預貯金

資産運用

そもそもやらない・近づかない

 

そんなことでカバーできるかもしれません

今一度、保険を含めたご自身の金融資産を見直してみませんか?

その際には、

「見直して良いのに乗り換える」ではなく

「見直して切り捨てる」

「見直してリスクを遠ざける」

「見直して他の方法で資産形成する」

という方法もあることを

頭の片隅に入れておいてください

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました

 

 

続きはまた

 

今日よりもっと素晴らしい明日を

 

たいせい

 

 

 

 

 

 

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